『 1959SLP 運用 編 』
ハイ。
今回は『 1959SLP 運用 編 』です。
これは何かと申しますと、EVHは、
ただ単に1959SLPを使用していた訳ではないんですね。
では、どうやっていたのか?
諸説は色々あるんです。
い)Jose Arredond
と言うメカニカルテクニシャンが、
二台を直列で繋いで使用していた。*2
は)「Ohmite VT8 Variable」
と言う変圧器を用いてダウントランス(117V→87V位)していた。 *3
などの話は有名な印象です。
私の印象では、全て事実だと考えていますが、
残念ながら、
時系列や組み合わせが定かではないんですね。
事実確認も難しい印象です。
よって結論!
『全ては謎』
そのほうがロマンがあっていいじゃないですか!?
物凄いなげやり感で申し訳ありませんが、
興味のある方は、
ご自分でお調べになられた方が楽しいと思いますよ🎵
ところで、
1959SLPを気持ちよくならす為には、
欠かせないアイテムがありました。
と、言うことで次回ですが、
『 スピーカーキャビネット 編 』
です。
ではでは。
*1:プリアンプ部にダイオードクリップによるオーバードライブ回路を追加し、トーン回路の前にマスターヴォリュームをシャーシ裏側面に追加した物。
*2:1959SLP をフルテン(Full 10)にセッティング → スピーカアウト端子をダミーロードにつなぎラインレベルの信号に落とす → 2台目のマーシャルインプットにつなぐ → 1959SLPをプリアンプ的に、2台目をパワーアンプ的に使用することによりより強力な歪みを得ていたとも言われているが、当時の写真 などを見ると、50W head(JMP1987 or JTM50)プリアンプ的に使用して、1959SLPを2台目として繋いでいるようにも見えます。
*3:ダウントランスすると電池が足りないAMラジオのごとく、オーバードライヴやディストーションとは異なる歪みが得られるらしい。
『Brown Sound を紐解く 1959SLP 編』
はい。
『Brown Sound を紐解く 1959SLP 編』
です。
、、、実はですね、、、
私。マーシャルの事は詳しくないんです、、、
ですので、知っている範囲で書かせていただきます。
1959 SLPと言うのは商品名で、読み方は、
1959 スーパー リード プレキシ と読みます。
(AMP前面にあるパネルが金属ではなく、金色のアクリル樹脂→プレキシグラスで成型されています。)
1967年か1968年製だと言われています。
シリアルナンバーを紐解いてもよくわからないと言うのが定説の印象です。
「Laydown Trance」が挙げられると思います。
これはAMP裏面から覗いた時に、
一番右のトランスが縦ではなく、
シャーシに寝かせて取り付けてあるんですね。
このタイプは1967/68年式だけではなく、
70年以降でも存在したらしいのですが、
数的には少数で、
今となっては 探すとなかなか見つからない珍しいタイプですので、
「レア」と、言っても良いかも知れません。
そしてその1959 SLPは、Jose Arredondo と言う、
その筋(AMP カスタマイザー)ではかなり有名な人が関わっていて、(管理していた!?)
内部をカスタマイズドしていたという話もチラホラですが、真相は定かではない様子です。
当時〜今もなお大人気のAMPなんですね。
EVHのBrown Soudには欠かせないアイテムなのは間違いありませんが、
当時のEVHには選択肢が少なく、
ある意味、当然の選択だったのかも知れません。
は語り尽くされた感がありますので、ここでは割愛させていただきます。
Brown Soundの秘密はそれだけではありません。
「Variac だろ。ヴァリアック!」
と思ったアナタ ♪
次回は、
『 1959SLP 運用 編 』
です!
ではでは。
*1:昔、パサディナにあった「Berry and Grassmuck」という楽器店で働いていて、ピアノやオルガンを運んだりしていた。
ある日マーシャルのアンプヘッドがやってきた。これはローズ・パレスというところのもので、そこはローズ・パレードのフロートを作っているコンクリートの建物だった。
(注:「ローズ・パレード」はヴァン・ヘイレンの地元パサディナで行われる新年祝賀パレード。「フロート」は飾りをつけた乗り物のこと)
ここではアイアン・バタフライとかジミ・ヘンドリックスなんかのコンサートが開かれていたんだ。その後コンサートをやらなくなったので、そこで使われていたマーシャルが私の働いている店に届いたというわけだ。
私はそれまで写真でしかマーシャルを見たことがなかった。だから私は、どんなに長く店で働いてもかまわないからこのアンプヘッドが欲しい、って店に言ったんだよ。
明けましておめでとうございます。
明けましておめでとうございます。
2021!
令和3年、、
年明け早々の言い訳で、
縁起にミソがつきそうで、恐縮です。
開設時に宣言すればよかった気もしますが、
当ブログはブログを名乗りつつも、
実態はホームページに近く、研究成果を発表する物であります。
したがいまして、
資料集めに時間がかかる様子です。
楽しみながら、
焦らずにのんびりやって行こうと思います。
今はAMP編ですが、
今後これがギター編、エフェクター編、奏法編
、etcなどになってゆく予定であります。
一例を挙げますと、
い)Eventide H3000SEのプログラムについて
ろ)大聖堂の秘密
は)Good Enogh の秘密
などですかね?
興味のある方!
今年もよろしくお願いします🎵
次回は予定通りに、
『Brown Sound を紐解く 1959SLP 編』
ではでは。
『Brown Sound を紐解く AMP 編』
はい。
『Brown Sound を紐解く AMP 編』
です。
ギターを、ある程度弾いて来た方には理解していただけると思いますが、
自分のギターSoundを決定ずける比率としては、
ギター 15%
AMP 80%
エフェクター 5%
かな?
と思えるくらい、AMPは重要だと考えています。
なかなか納得できるSoundは出ませんが、
その逆で、
首を傾げながらもソコソコなSoundになるはずです。
ただし安いギターは操作性にストレスを感じます。
面白い実験ですから、
機会があればぜひ試してみてくださいね ♪
(生音の鳴りとヌケの問題はここではスルーさせていただきます。)
ですので当然、
Brown Sound を形成する為の機材の大切な要素としても、
AMPの役割がとても大きいと考えています。
で、結論です。
それは、、
Marshall 1959 SLP
(マーシャル1959スーパーリードプレキシ)
と言う商品の、
1967/ 68 年式
です。
EVHが我が子のように愛用したので、
「Baby Marshall」なんて世間では呼ばれてたりもします。
「な〜んだやっぱりそうなんだ!?」
と思ったアナタ。
まだまだ話は続きます。
それは次回にて。
次回は、
『Brown Sound を紐解く 1959SLP 編』
です。
『Brown Sound を 機材面から紐解く』
はい。
『Brown Sound を 機材面から紐解く』
です。
結論から申しますと、
それは、、
AMP
です。
「えっ!? ギターは?」
「フランケンとかあるだろ?
関係ないわけないじゃん!」
と思う方がほとんどだと思います。
お気持ちは凄くわかります、、
追い打ちをかけるようで申し訳ありません。
表現が乱暴すぎる気もしますが、
ギターはなんでも良い
のです。
考えてみてください。
You Really Got Me は SHARK IBANEZ DESTROYER。
Eruption は White STRAT。
Summer Nights は スタインバーガー。
共にハムバッカーという共通点はありますが、
BODYシェイプ/材、ネック/フィンガーボード材はバラバラですよね?
と言うことは、
ギターは、Brown Sound にはあまり重要な機材ではないんですね。
Cathedral 、
Best Of Both World
やはりギターは、Brown Soundには重要な機材ではないんだなと思います。
前回に書きましたが、
なんたって本人が弾けば何でもBrown Soundになっちゃうわけですから。
ですから誤解を恐れずに言いますと、
PUとかも、
実はあんまり細かい機種/仕様まで拘らなくて良いんです。
(本人も単一機種ににこだわらず、様々な種類を使用しました。実験的な意味あいもあったのかも知れませんが。PUの件は、いずれ機会があればお話しします。)
総じてEVHの場合、
ギターは、Sound以上に操作性を重視する方向のデザイン
なのかな?と思います。
何たってEVHはほとんどの場合、
Toneを殺しちゃてますからね。
「やっぱりSLP-100だろ?」
って思った方。
次回は
『Brown Sound を紐解く AMP 編』
です。
ではでは。
Brown Sound を紐解く
さて、今回は
『 Brown Sound を紐解く』です。
早速EVHのBrown Sound を紐解いて行きましょう。
結論から申しますと、
それは、、
「彼の弾き方」
これに尽きると思います。
その彼の弾き方なんですが、
身長(172.7cm) の割に対してデカイ手から繰り出される、
ハネ気味で裏拍を存分に取り入れた
ミュートの効いた柔らかいタッチ、、
って、何言ってんだかわかりませんね😅
基本、フレーズが速いのは当たり前です。しかも全く無理のない速さです。
それでいて、もの凄く基本が丁寧なんです。
ビブラートや ベント(チョーキング)は特筆すべきでしょう。
そしてメリハリがとても効いています。
クロスロードなんか弾いてるのを聴くと、
確実にクラプトンの弾き方を勉強した形跡を垣間見れます。
とにかくその弾き方が、
Brown Soundを決定ずけている
んですね。
もちろん、ライトハンド(タッピング)に代表される凄技の数々もありますけど、それはここではあまり大切ではないので、それは機会を見てお話ししましょうね。
「なーんだ機材の話しじゃないんだ!」
と思ったアナタ。
次回は
『Brown Sound を 機材面から紐解く』
です。
ではでは。
Brown Sound って何?
EVH の機材やサウンドに特化したブログです。
私には長年、大きな疑問がありました。それはBrown Soundの秘密です。
”本人が弾けばBrown Soundになる”
が定説ですが、
”それは本人と同じ機材環境を作れない言い訳”
程度に思ってきました。
私はそれを払拭する為に私財を投じて、本人と同様の機材を集めて来ました。まだ道半ばですが、だいたい研究結果を出せる段階に来たと思いますので、BLOGでご紹介したいと思います。
(余談ですが私は、ギターリストでもギターコレクターでも機材コレクターでもありません。私は、、、研究者なのかも知れません。)
記念すべき第一回は、
『 Brown Sound って何?』です。
一般的にBrown Soundと呼ばれていて、
世界中の多くの人を魅了しています。
Brown Soundの意味でよく言われているのは、
「あたたかく温もりのあるサウンド」かも知れません。
しかしこれにはもっと説明が必要で、
実際には、
「けっこう歪んだ音だからとんがり気味の音になるはずなのに、
どこかしらに あたたかさや温もり を感じる音」
と言ったところでしょうか!
ブライアン メイが言ったとか、EVHがAVHのサウンドをそう表現したとか諸説は色々あるみたいですが、
とても良い表現だと感心してきた次第です。
初回はここまでで。
次回は『 Brown Sound を紐解く 』です。